当事務所では、情報発信を大事にしています。
当事務所のCredo(行動指針)においても「情報発信により、多くの人に法律事務所へのアクセスを行いやすくします。」と記載しています。
例えば、自分がもしお寿司屋さんに行こうと思っていて、ネットで調べたら価格表がすべて「時価」というお寿司屋さんがあったとします。このお寿司屋さんに行こうと思いますか?多くの人は値段が気になって、ここには行くのをやめようと思うのではないでしょうか。
これと同じで、情報がほとんど無い法律事務所にアクセスしようとする一般の方はほとんどいないと思います。
一般の方が弁護士に相談する必要があるときというのは人生で重大な場面であるからこそ、弁護士に相談するということ自体がなかなかハードルが高いことだと思います。
弁護士の知り合いなんてなかなかいないだろうし、弁護士に相談するということ自体が一生に1回あるかどうか・・・。そんな中で、相談できる弁護士を自分で探し、法律事務所に対して相談の予約の電話を掛けるというのは、とんでもなくハードルが高いことです。ましてや、問い合わせをする先の情報が少ない場合は、相手のことがよくわからずハードルはもっと上がることでしょう。
弁護士や法律事務所がどのような価値やサービスを提供してくれるのかということをあらかじめ分かるようにしておかないと、このハードルの高さのために、弁護士に相談してもいいのかも分からず、弁護士にアクセスするということができないまま、結局、法の助力を得られず、泣き寝入りということにもなりかねません。
私は、情報発信により多くの情報を提供し、法律事務所・弁護士への相談のハードルを下げ、アクセスを行いやすくすること自体が社会や地域への貢献に繋がると考えています。
情報発信の大切さは、都市部の事務所においても地方の法律事務所においても変わりません。
もし、その弁護士・法律事務所がどれだけ素晴らしいリーガルサービスを提供していたとしても、依頼をする人がそれを知ることができなければ、その弁護士・法律事務所は世の中に存在しないのと同じです。
弁護士が依頼者に選ばれるためには、弁護士・法律事務所が良いリーガルサービスを提供しているということを知っていただくための情報発信が必要なのです。
そのため、当事務所では、ホームページやセミナー等による情報発信を大事にしており、所属する弁護士には、業務処理以外にも、ホームページの記事の作成やセミナー講師など情報発信に関わる業務もお願いしています。
修習生の方で、弁護士や法律事務所は情報発信などするべきではないと考えている方にとっては残念ながら、当事務所には合わない事務所かもしれません。