代表弁護士の小前田です。
別の記事で、私が弁護士を目指した理由を書いていますが、結構しょうもない理由です。
弁護士の仕事の中身というのは実際なってみないと、なかなかわからないところがありましたが、弁護士になってみると、本当にこの仕事をやっていてよかったなと思うことが多いです。
そこで今回は、地方のマチ弁で経営者弁護士をしている立場から、私が弁護士になることをオススメする5つの理由をお伝えしようと思います。
ここ10年くらいは、「弁護士はもう食えない」などのネガティブなニュースがよく流れてきますが、この記事ではあえて「弁護士になることをオススメする」というポジティブな記事を書きたいと思います。
裁判官、検察官も素晴らしい仕事だと思いますが、自分が経験していないので無責任なことは書けません。あくまでも弁護士の仕事についてだけ述べたいと思います。
なお、弁護士でも、インハウスや企業法務系の事務所では当てはまらない部分もあるかと思いますが、ご容赦ください。
1 自由であること
弁護士の仕事は、スケジュールを自分で調整しやすい、働き方を選べる、取り扱う分野を選べる、公益活動もできる、日本全国どこでも仕事ができる、個人でも組織でも働ける等、かなり自由な働き方ができるのが魅力だと思います。
私自身、サラリーマンはやったことないのでわかりませんが、10年間も弁護士をしていると、事務スタッフからは「小前田先生は、サラリーマンは(不自由すぎて)できないですね」と言われたりします。それくらい自由にやっているように見えるみたいです。
2 社会貢献や社会正義の実現に繋がる仕事であること
弁護士の仕事は、基本的に人の紛争に入っていき解決することであり、その仕事をすること自体が社会貢献や社会正義の実現に繋がります。そのため、関係者から感謝されるので、やりがいがある仕事です。
その半面かなりのストレスを受けることもありますが、充実感のある仕事だと思います。
3 個々の弁護士の実力で勝負できること
弁護士の仕事の醍醐味は紛争を調整・解決することです。
一つ一つの事件によって考えることが異なりますし、求められる知識やスキル、経験も取り扱う分野や顧客によって様々です。その中で依頼者や関係者、社会にとって最善の解決策を探るのが仕事になります。
一つ一つの仕事がオーダーメードであり、非常にクリエイティブな仕事ですし、最終的には個々の弁護士の実力で勝負できるという面白さがあります。
実際、裁判になれば、新人弁護士だろうと、20年以上経験がある大先輩の弁護士であろうと関係なく、同じ土俵で戦うことになります。
4 将来絶対に無くならない仕事であること
今後、ITやAIの発達で無くなる仕事が増えていくというニュースを聞いたとこがあるかと思いますが、私の個人的な見解では、時代が進んで行っても、弁護士の仕事は絶対になくならないと思います。もちろん、ITやAIの発達で仕事のやり方などは変化してくると思いますが、法治国家である日本で法律や紛争を取り扱う弁護士の仕事はなくならないはずです。
5 稼ごうと思えばそれなりに稼げる仕事であること
弁護士の仕事は、稼ごうと思えばそれなりに稼ぐことも他の仕事に比べれば難しくないと思います。同世代の一般的なサラリーマンや公務員より稼ぐというのは全然難しくないです。
もちろん、弁護士は、ベンチャー経営者のようにIPOや事業売却で一気に何億も稼ぐような大きなお金の稼ぎ方はできませんが、安定して毎年それなりに稼ぐということができるのも魅力です。定年もなく、自分の頭と体がきちんと動くまで仕事を続けることができます。
まとめ
この記事では、地方のマチ弁で経営者弁護士をしている立場から、私が弁護士になることをオススメする5つの理由をお伝えしました。皆さんのキャリア選びの参考になれば幸いです。